バーチャルオフィスとは

バーチャルオフィスは、事業を始めるにあたって事務所の契約をせずに住所だけを借りられるサービスです。文字通り仮想（バーチャル）の事務所（オフィス）です。

似たようなサービスにレンタルオフィスやシェアオフィスがあります。これらは、実際のオフィスを借ります。借りる形態が異なります。

レンタルオフィスは、内装や机、椅子が整った事務所を借りられるサービスです。シェアオフィスは、大きな部屋を複数の入居者で共有して利用する形態のサービスです。

バーチャルオフィスで法人登記は可能？

バーチャルオフィスには法人登記をできるところとできないところがあります。法人登記をできるかどうかを事前に確認しておく必要はあります。

同一住所で同じ法人名で法人設立をすることはできません。登記をする前に、同じ名前の商号が登記されていないかどうを調べる必要はあります。

バーチャルオフィスで起業する時の注意点としては、以下のことが考えられます。

犯罪収益移転防止法が改正されたことにより、バーチャルオフィスの場合、銀行口座を新規で開設することが難しくなっていると言われています。

銀行としては、自行の口座を犯罪に利用されることを防ぐためです。

最近では、バーチャルオフィス側が利用者の審査を厳格化していることもあり、バーチャルオフィスでも銀行口座を開設できるようになってきています。

業種によっては、バーチャルオフィスでは許認可を取れないことがあります。

例えば、古物商、建設業、人材派遣業などです。

バーチャルオフィスでは、営業所・事務所としての要件を満たさないからです。

こういった場合でも、要件を満たす営業所・事務所を他に借りれば許認可を取ることはできます。