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労働保険で意外と知られていない事実とは

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労働保険とは、労災保険と雇用保険のことをいいます。

  • 労災保険とは
    通勤途上および業務上の事故で、労働者が怪我、障害、死亡した場合に給付する国の制度です。
  • 雇用保険とは
    労働者の失業時の給付をはじめとして、育児休業給付、高年齢雇用継続給付などを行なう国の制度です。

労働保険(特に労災)は事業所ごとに加入しなければいけません。飲食店などで店舗が複数ある場合は、店舗ごとに加入しなければいけないのです。

このことはあまり知られていないかもしれません。

例えば、他店舗展開している飲食業で「労災には本社の事務所で全員いれている」という場合、次のような危険性が考えられます。

ある店舗で重大な労災事故が発生した場合、店舗として労災保険に加入していないと、次のようなことになりかねません。

  • 過去の労働保険料を遡って請求されます。しかも追徴金が加算されます。
  • 従業員に支払った保険給付費用の全部又は一部を負担しなければなりません

つまり、ちゃんと加入していれば国から支給されるはずの保険給付を会社で負担しなければならなくなります。これはかなりの負担です。

支店や営業所、店舗が複数ある企業は場所ごとに手続きする必要があるということです。

「場所が増えるとそれだけ手続や年度更新のときにめんどくさい!」

そんな時には各店舗の手続を本社でまとめることが出来る「労働保険の一括手続」という制度もあります。